ラディッシュって、いつでも手軽に始められるイメージがあります。
でも、種まきしたあとの間引きのタイミングや収穫の合図って何?とか分からないこともありますよね。
形よく作りたいのに丸く太らないのはどうして?
こんなとき、どうすればいいのか…
今回は、ラディッシュの栽培育て方や食べ方などについてお話しますね。
ラディッシュ育て方プランターやトレイで栽培、間引きや収穫時期は?
ラディッシュは、種まきから収穫まで1カ月です。
プランターやトレイなどのコンテナでも栽培できますよ。
ラディッシュ種まきの時期はいつから
種まきの時期は、3月下旬から5月下旬までです。
種まきのやり方ですが、培養土を入れたコンテナの表土に深さが1センチぐらいの溝を作って、すじ状に種をまきます。
ここでのポイントは、種が重ならないように均一にまくこと。
目安としては、5ミリ間隔に1粒ですね。
種が重ならないように均一にまいたら、土をかぶせて手で軽く押さえましょう。
種が土になじむようにするためです。
1列だけでなくて、数列まく場合の溝と溝の間隔は、5センチから7センチ。
コンテナの容量にはいろいろありますが、容量が14リットルぐらいの標準的なコンテナの大きさなら、溝を2列にすることもできますよ。
ラディッシュはプランターで間引きしないと根が太らない?
種まきをしてから2週間後に間引きをしましょう。
根菜はしっかり株間(株と株の間隔)を確保しておかないと根が太くなりません。
間引きは株間が5センチになるように。
株間5センチがポイントですよ。
生育が悪いものを間引きます。
残す株を傷めないようにハサミで切り取ると良いですよ。
それか、株元を手で押さえて引き抜いても良いです。
株間をしっかり確保しないと根が太れないのは、小さなラディッシュでも同じなんですね。
葉が混み合いだしたら、快適な株間を保てるように間引きましょう。
ラディッシュはいつ収穫時期?根っこが合図?
ラディッシュの収穫時期は、4月下旬から6月下旬になります。
種まきが3月下旬から5月下旬で、収穫までが1カ月ですから、収穫時期は4月下旬から6月下旬ですよね。
太った根が見えたら収穫ですよ。
収穫の合図は、直径2~3センチになった根が、地表にせり上がってきたとき。
合図を見逃して収穫が遅れると根が割れてしまうことがあります。
なので、太った根が見えたら早めに引き抜きましょう。
ラディッシュの変色は虫食い?
ラディッシュの葉に白いすじのようなものがたくさんある場合、それは「ハモグリバエ」の幼虫のしわざ。
葉の表と裏の間、葉肉に入り込んで、葉肉を食べ進むんですよ。
「ハモグリバエ」の幼虫は、「エカキムシ」とも呼ばれます。
絵を描いたようなあとを残すからなんです。
「ハモグリバエ」の幼虫は線の一番先端のところにいるので、葉の上から指でつぶしましょう。
被害を受けたところを取り除けば、食べても問題はありませんので。
ラディッシュが太くならない丸くならないのは?
株と株の間隔である株間が狭いと丸く太らないんですよ。
なので、株間は十分にとりましょうね。
他にも、水のやり忘れや、水のやりすぎにも注意です。
土の中の水分が安定しないと裂けてしまうことがありますから。
ラディッシュ栽培でプランターの深さは?ラディッシュ品種の種類は?
プランターやトレイなどのコンテナは深さが10センチ以上のものを準備しましょう。
深さが10センチあれば十分に栽培できますから、その点、他の野菜に比べればコンテナの選択肢は広がります。
深さ10センチ以上のコンテナを準備したら、あと
- 培養土
- 鉢底網
- 鉢底石
も準備しましょう。
注意!鉢底にスノコがセットしてある場合、鉢底網と鉢底石は不要。これらを準備できたら、底穴を鉢底網で覆います。
覆ったら底一面に鉢底石(赤玉土大粒など)を敷いて培養土を入れましょう。
培養土を入れるとき、コンテナのふちから2~4センチはウォータースペースとしてあけておきましょうね。
あと、土の表面は平らにならしておきます。
これで準備完了。
ラディッシュ品種の種類は?
ラディッシュの品種には、次のようなものがありますよ。
葉もやわらかいんですよ。
なので、煮物や漬物などの料理に生かして利用したいですね。
カラーも紅色一色ではなく、紅白のツートーンカラー。
歯切れ良い肉質ですね。
サラダや浅漬けに向いています。
甘くて歯ごたえが良いですね。
ゴールデンラディッシュは、ポーランドで昔から栽培されてきた品種ですよ。
ラディッシュとは特徴や食べ方は?日本語では二十日大根?
ラディッシュは、大根の仲間なんですね。
明治以降にヨーロッパから導入されたミニ大根。
和名は、二十日大根。
20日間で収穫できるぐらい栽培期間が短いよ!って意味が込められています。
ですが、実際のところ20日間で収穫するのは難しいです。
名前はちょっとばかり大げさな表現になっていますね。
でも、1カ月たらずで収穫できるってすごいですよ。
だいたい、根や葉を食べる野菜の多くは1カ月ほどで収穫なんてできません。
種まきから収穫まで早くても2カ月はかかりますから。
そうしてみると、ラディッシュの成長がいかに速いかよく分かりますね。
面倒そうな追肥の必要もなしですよ。
種から気軽に育てられるのもいいですよね。
ラディッシュの食べ方は?フレンチスタイルの食べ方って?
ラディッシュは基本的に根を食べます。
品種によっては、葉がやわらかく、葉を煮物やつけものにできるものも。
新鮮なラディッシュは、シャキッとした食感でさわやかな歯ざわりが魅力。
フランスで一般的な食べ方としては、葉を切り取ったラディッシュに、少々の岩塩と無塩バターをたっぷりとつけてかじります。
フレンチスタイルの食べ方ですね。
ラディッシュの甘みが引き立ちます。
品種によって根の形や色にバラエティがありますが、最も一般的なのは、鮮やかな紅色の直径2センチほどの球形タイプ。
美しい形に育ったラディッシュの収穫は、ワクワクと楽しみもありますし、美しい彩りは食卓を楽しくしてくれますね。
ラディッシュの食べ方でこんなのはどう?甘酢漬けは浅漬け?
とれたてを丸ごとみそ汁に入れてみましょう。
甘みとシャキッとした食感を楽しめますよ。
赤い品種のラディッシュは、甘酢漬けにすると、紅色がいっそう鮮やかになりますね。
あ、ただですね、長い時間漬けてしまうとせっかくの色が抜けてしまうんですよ。
なので、甘酢漬けは浅漬けをおすすめします。
歯ごたえが残るぐらいの浅漬けですね。
ラディッシュを子どもの自由研究に?
ラディッシュは、タネまきから約1カ月で収穫可能ですから、子どもの自由研究で一緒に栽培観察するのもいいですよ。
ラディッシュの赤の色素は抗酸化作用?
ラディッシュは、鮮やかな紅色ですよね。
美しい赤色の色素は、アントシアニンの一種。
ナスや赤ワインの色素と同じグループのものです。
活性酸素を減らす抗酸化作用があります。
赤ワインで抗酸化作用ってよく聞きますよね。
あれと同じなんです。
活性酸素を減らす抗酸化作用があるから、細胞の老化やがん化、動脈硬化を予防するなどの働きが期待できるわけですね。
単に見た目が鮮やかな紅色なだけじゃなくて、抗酸化作用も期待できるなんてすごくないですか。
ラディッシュって魅力的!
野菜作りの初心者はぜひとも挑戦したい野菜ですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「ラディッシュ栽培育て方や食べ方は?種まきと間引きや収穫時期は?」についてご紹介しました。
これで、ラディッシュの種まきや間引き、収穫時期のことやプランターなどコンテナの深さについても解決することができます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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