新しい年のはじめに届く年賀状ってやっぱり楽しみ!
ただ、お店から届くダイレクトメールのような年賀状には、よく宛名シールが貼ってありますよね。
あの宛名シールを個人の年賀状で使うのって、どう思います?
今回は、個人の年賀状の宛名でシールは失礼にあたるのかについてや、年賀状で宛名の連名にかんすること、あと住所や宛名の書き方についてお話しますね。
年賀状の宛名でシールは失礼?
結論から言うと、
「個人の年賀状で宛名シールは使わないほうが良い」ということです。
宛名シールだと、事務連絡といった業務的な感じになりますから、送った相手の方に失礼な印象を与えてしまいます。
年賀状を頂いた方も、「えっ?」と思ったり、味気ない感じを受けたりしますよね。
お店からの年賀状は宛名シールできますから、どこのお店からのはがきかな?って思っちゃいます。
お店からの分が宛名シールなのは気になりませんが、個人からだとあまり良い気持ちはしないです。
親しき中にも礼儀あり、ですね。
やっぱり個人の年賀状は、筆文字の印刷か手書きをおすすめします。
いろんな意見がありましたよ。
- 宛名シールは企業からならまだしも、個人からは何だか味気ないし、印象が悪いですね。せめて直接印刷くらいにはしてほしい。
- もらってうれしくないです。特別の事情がなければやっぱり失礼。
- 大量発送で形式的という感じがして、ダイレクトメールをもらったような気がするから嫌ですね。心がこもっていないイメージ。
- 友人であっても気持ちがこもっていないようで、失礼な感じ。
- お店の宣伝ついでに来るぶんはあまり気にしないけど、友人からのは嫌だなあ。
- うれしくないし、感じも良くない。
→心がこもっていない、気持ちが感じられないといった意見が多いですね。
→年賀状って印刷であってもひと言添えるだけでも印象は変わりますし。
→やっぱり気持ちが感じられるかどうかって大切ですね。
- 新年そうそうにあまり喜ばしいことではない気がします。
- 連絡用のはがきのような気が…
- なんか事務的な印象がより強くなって嫌ですね。
- 直接印刷とラベル印刷の違いだけど、どうせなら直接印刷の方が良い。
- 新年のあいさつだから避けたほうが無難でしょ、事務的で寒々しく感じるし。
- 年賀状を楽しみにしている人ってけっこう多いから、事務的な感じがする宛名シールはやめたほうが良い。
→宛名シールってどうしてもダイレクトメールの印象が強いから事務的に感じてしまいますよね。
- マナーとしてどうかよりも、自分がもらってどう感じるかじゃないかな。
- マナー違反とは思わないけど、義務的な感じがしてうれしい気持ちが半減。
- マナー違反ではなくても、ついでに送ったみたいな感じでもらってもさみしい気がする。
- 忙しくても年賀状を出してくれる気持ちはありがたい。でも、義理で仕方なく出しているのかなあと感じてしまう。
- びっくりするし、マナーとしてよりも常識的に年賀状ではNGだと思う。
→マナー違反どうこうより、もらった側がどういう気持ちになるかを想像することって大事ですね。
- 友達や知人からの年賀状だったら、驚くし、ちょっと引くかも。
- そんな年賀状をもらったらムカッとします。
- 友人や親せきからだと、がっかりする。仕事ついでの年賀状?って思っちゃう。
- 送った方の品性を疑いますね。そんな人とのやりとりは来年からはやめると思います。
→悪気はなくても、ムカッ!とされたり、がっかりされたり、もう来年からは出すのをやめようかなって思われたりすることもあり得るわけです。
→ささいな事ではあっても、送った先の相手の方を不快にさせることは避けたいですよね。
※反対に、「年賀状が宛名シールでも気にならないよ」って意見もありましたが、少数でした。例えば、
- 冗談を言い合えるぐらいの友達からならいいかなあ。それぐらいの友達からなら宛名シールの年賀状をもらってもあまり深く考えないし。
- ちょっと気持ちがこもってない気はするけど、嫌な気分にはならない。時間がなかったのかなあと思うぐらいで、年賀状を出してくれたことがうれしい。
人によって感じかたは様々。
ただ、大多数の意見は理由はいろいろあるにせよ、「個人の年賀状で宛名シールは使わないほうが良い」ということですね。
年賀状宛名の連名書き方家族編、子供の敬称は様かちゃん?夫婦連名など順番は?
年賀状の宛名の連名ですが、苗字は世帯主の方だけにつけます。
世帯主の配偶者やお子さんたちには、苗字を省略します。
ですが、連名表記では敬称は省略せず、全員に「様」を付けましょう。
ここで、「小さい子供の場合でも『様』で統一するの?」って思うかもしれませんね。
年賀状の連名で子供の敬称をどうするかってこと。
たしかに、お子さんが小学生以下で、何度か話したり遊んだりなどして親しいケースだと、「様」は何だかよそよそしい印象になってしまいます。
そういうときは、男の子に対しては「くん」、女の子に対しては「ちゃん」のほうが良いですね。
そのほうが親しみがありますから、失礼にはあたりません。
そういったケース以外は、「様」で統一しましょう。
そもそも、お子さんの名前を省略して、宛名の連名には世帯主と世帯主の配偶者だけでも大丈夫。
ただ、家族ぐるみで交流があって親しい間柄なら、お子さんの名前も書いた方が印象は良いですよね。
ご両親としは、「子供にも気遣ってくれたんだなあ」と好印象でしょう。
あ、あとですね、宛名を連名にするとき、宛名に書こうとしている家族の人数が4人以上となると、見た目がすっきりしないなあと思うこともあるかもしれません。
宛名の連名について、大家族のときは「世帯主+ご家族様(世帯主の配偶者やお子さんたち)」と省略できます。
「ご家族様」と省略するばあい、宛名の家族の人数が4人以上となるときからが、見た目としてもすっきりしてきれいに見えますよ。
宛名は手書きじゃなくてプリンターの印字でも問題ないんだけど、名前を間違えることだけはしないように注意したいところ。
「名前を間違える?」
「そんなこと、あるわけないじゃん」
って思われるかもですが、名字には旧字体が含まれるケースもありますからね。
なので、間違いのないように気をつけましょう。
名前を間違えることは、大変失礼にあたりますから。
他にも気をつけたいのは、大丈夫だとは思いますが一応言いますと、宛名を赤字で書くことは絶対にしてはいけまんよ。
縁起が悪いとされ、大変失礼にあたります。
あとは、文字を書き間違えてしまったときですね。
書き間違えてしまったときは、新しい年賀はがきに最初から書き直すのが礼儀。
二重線を引いて書き直したり、修正テープや修正ペンを使うのは失礼にあたるから要注意です。
書き間違えたはがきや、印刷に失敗したはがきは郵便局に持っていって手数料を払えば、新しいはがきと交換してもらえますからね。
年賀状宛名の夫婦連名など書き方で家族の順番は?
ご家族やご夫婦宛てに連名の宛名を書くときは、世帯主を一番右に書きましょう。
そして、配偶者、子供の順番に左に書いていきますよ。
たとえば、女性同士のお付き合いのばあい、個人名単独だといけないのかなあ…と思うこともあり得ますよね。
あと、女性の友人が結婚したときに、連名で旦那様のお名前を書いたほうがいいのかなあ…って迷うかもしれませんね。
女性同士のお付き合いでも、相手がご家族やご夫婦のときは、書順は<夫、妻>または<夫、妻、子供>と書くのが正しいですし、基本的には書くほうが無難です。
そうなんだけど、特に仲良しの相手とか、世帯主の方に面識がまったくなくて、お名前もうろ覚えぐらいなら、連名で出さずに個人名単独でも問題ないですよ。
個人名単独で書くばあいでも、たとえば、「旦那様にもよろしくお伝えください」みたいな一言を添えて配慮を加えられると良いですね。
年賀状の住所と宛名の書き方でバランスは?差出人の書き方も
年賀状の住所や宛名の書き方って、全体のバランスに気をつけないと何だか年賀状の印象が変わりかねませんよね。
最近、宛名が横書きの年賀状も見かけますが、マナーとしては年賀状の宛名は縦書きにしておくほうが無難ですよ。
特に目上の方に送るときとかは要注意ですね。
で、年賀状の基本は縦書きなので、住所を書くときに数字の表記は漢数字を使います。
ただですね、漢数字だと部屋番号や番地がわかりづらく見えるときってあるじゃないですか。
わかりづらく見えるときには、漢数字にこだわらず、見やすい数字を書けば良いですから。
年賀状を出した相手にちゃんと届くことが何より大切ですからね。
年賀状の住所の書き方
宛先住所を書くときは、なるべく2行以内に収まるように書きましょう。
そのほうが、読みやすいですし、見た目もきれいですからね。
住所の書き出しは、郵便番号の小枠の右から1つ目と2つ目の間に位置に合わせると、バランスが良くなりますよ。
住所は都道府県から書きましょうね。
実際のところは、郵便番号の7桁を正しく書いておけば、市区町村までは省いても届くんです。
でも、年賀状のマナーとしてやっぱり都道府県から書きましょう。
住所を省略していると、失礼な印象を与えかねませんしね。
で、住所の1行目に、都道府県名から番地までを書きます。
2行目には、アパート、マンション名なんかを書きます。
2行目を書くときは、1行目よりもひと回り小さい文字で、1行目の書き出しの高さよりも少し下がったところから書き始めましょう。
そのほうが、バランスが良くなりますから。
アパートやマンションの建物の名称が分かっているときは、なるべく省略せずに書いておきます。
年賀状の宛名の書き方
宛名を書くときは、やっぱり年賀はがきの中心になるように書きます。
となると、郵便番号の小枠の左から1つ目と2つ目の枠の間がちょうどはがきの中心なんですね。
なので、そこを目安に宛名を書きます。
※連名の場合は、郵便番号の小枠の左から2つ目と3つ目の枠の間を目安にして書き始めると良いですよ。宛名は住所よりは、やや大きめの字で書きましょうね。
年賀状の差出人の書き方
差出人の住所と氏名は裏面の本文末尾に記載しても失礼にはあたりません。
裏面に記載しているときは、表面には不要ですから。
で、表面に書く際には、下側にある差出人の郵便番号枠の幅に収まるように書きます。
下側にある差出人の郵便番号枠に右端をそろえて書くとバランスが良いですよ。
あと、なるべく差出人の住所と名前の末尾の高さを下揃えにしましょう。
差出人の情報としては、郵便番号、住所、氏名は必ず記載するようにしましょうね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「年賀状の宛名でシールは失礼?連名や住所や宛名の書き方は?」についてご紹介しました。
これで、年賀状の宛名はシールだと失礼になるのかなあという疑問も解消できますし、宛名の連名のことや住所や連名の書き方についても知ることできます。
年賀状のマナーが気になる…って際に、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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